バターミルクチャネル原宿の閉店理由とは?跡地の現在と復活の噂を追う
ニューヨーク・ブルックリン発のコンフォートフードとして日本上陸時に熱狂を巻き起こしたレストラン、「バターミルクチャネル(Buttermilk Channel)」。2018年秋、明治神宮前駅の真上に鳴り物入りで誕生した原宿店は、連日長蛇の列を作り、原宿エリアのブランチシーンを塗り替える存在として脚光を浴びました。
しかし、絶大な支持を集めていたにもかかわらず、突如として訪れたクローズの知らせは多くのファンに衝撃を与えました。あれほどの賑わいを見せていた名店がなぜ姿を消さざるを得なかったのか、2026年現在の跡地の様子はどうなっているのか。現地取材と関係各所の動向から、閉店の真相とファンの間で燻り続ける再上陸の噂を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:原宿店および横浜店の閉店・日本撤退は、コロナ禍によるインバウンド蒸発と原宿一等地の高額な賃料負担が主因。
- 要点2:象徴的な店舗跡地は周辺の再開発とともに新たな商業展開へとシフトし、かつての佇まいから一新。
- 要点3:ブルックリン本店は現在も盛業中であり、ライセンス再取得による日本復活の可能性はゼロではないものの公式発表は未定。
【旋風の記憶】バターミルクフライドチキンとワッフルが原宿を席巻した熱狂
2018年9月、原宿のアメリカンブランチ人気店として鮮烈なデビューを飾ったバターミルクチャネル原宿。開店初日から明治通り沿いには目を見張るほどの行列ができ、感度の高いファストファッション層から本場ニューヨークの味を知るフーディーまでが押し寄せました。
人々の目当ては、チェダーチーズワッフルに香ばしいチキンを乗せ、特製シロップを回しかけて味わう原宿のワッフルチキンカルチャーの決定版でした。素材をバターミルクに3日間じっくり漬け込んでから揚げるバターミルクチャネルのフライドチキンは、外側は驚くほどクリスピーで中はジューシー。甘じょっぱいアメリカ南部の伝統的な味わいが、日本の若い世代に鮮烈なインパクトを残しました。
さらに、王道のふんわりとした原宿のパンケーキやエッグベネディクトなど、カフェ利用からディナーまで対応する質の高いカジュアルダイニングとして、原宿の街に確固たる居場所を築いたかに見えました。
【真相解明】行列絶えぬ人気店がなぜ?バターミルクチャネル原宿の閉店理由
連日大盛況だったはずの同店がシャッターを下ろすことになった背景には、複合的な要因が重なり合っています。バターミルクチャネル原宿の閉店理由の根底にあるのは、2020年以降に日本中を直撃した外食産業の急変です。
明治神宮前交差点至近という立地は、凄まじい集客力を誇る反面、都内でも屈指の超高額な固定費・テナント賃料が発生します。日常的なランチ客だけでなく、原宿という街特有のインバウンド(訪日外国人客)や週末の遠方からの来街者に依存していたビジネスモデルが、渡航制限や外出自粛によって大きな打撃を受けました。
加えて、食材の多くを本国のレシピ通りに調達・再現するための原価コスト高、席間を広く取った開放的な内装設計ゆえの回転率の限界などが利益構造を圧迫。ブームが一巡したタイミングでの環境激変が決定打となり、惜しまれつつも契約満了や事業再編に伴う撤退の決断が下されました。
【日本撤退の舞台裏】横浜店も相次ぎクローズ…運営会社が直面した時代の逆風
原宿での成功を受け、ブランドは2019年春に「横浜ベイクォーター」へ国内2号店となるバターミルクチャネル横浜店をオープンさせていました。海風を感じるテラス席やファミリー層を取り込んだ展開で順調な滑り出しを見せていたものの、原宿店の苦境と軌を一にするように横浜店も営業終了への道を辿ります。
日本国内でライセンス展開を手掛けていたバターミルクチャネルの運営会社側としても、先行きが不透明な外食不況の渦中で、海外ライセンス料を支払い続けながら大型路面店を維持することは極めて重いリスクでした。結果として、複数店舗の維持を断念し、バターミルクチャネルの日本撤退理由は「不採算リスクを回避するためのポートフォリオ整理」という現実的な経営判断に帰結しました。
【現地取材】バターミルクチャネル原宿の跡地は現在どうなっているのか?
現在、かつてファンが集ったあの場所はどうなっているのでしょうか。バターミルクチャネル原宿の跡地(神宮前1丁目エリア、明治通り沿い)周辺は、原宿・神宮前交差点の新たなランドマーク誕生や商業ビルのリニューアルに伴い、街の景観そのものが大きく進化を遂げています。
店舗があった区画は内装が刷新され、原宿のトレンドを牽引する別のアパレル・ライフスタイル系ポップアップスペースや新テナントへと移り変わりました。かつて漂っていたフライドチキンのスパイシーで香ばしい香りは姿を消し、スタイリッシュな最新トレンドを発信する拠点として機能しています。
現場を訪れると、当時の面影を残すファサードの造形はすでに刷新されているものの、神宮前交差点を望む絶好のロケーションは今もなお多くの人々でごった返しており、原宿カルチャーの中心地としての活気は完全に蘇っています。
【口コミと評判】今も語り継がれる「唯一無二のアメリカンコンフォート」
撤退から年月が経過した今もなお、SNS上ではバターミルクチャネル原宿の口コミ評判を懐かしむ声が後を絶ちません。単なるインスタ映えにとどまらない、本場ブルックリン仕込みの骨太なクオリティが高く評価されていた証拠です。
「あのサクサクのチキンとメープルシロップの組み合わせを超える店に出会えない」「濃厚なバターミルクパンケーキが恋しい」といった投稿は定期的にバズを生んでおり、熱烈なリピーターが数多く存在していたことが窺えます。流行り廃りの激しい原宿フード界隈において、単なる一過性のトレンドではなく「記憶に残る味」として愛されていた稀有なブランドでした。
【再上陸はあるか】ブルックリン本店の動向と日本復活の噂を検証
一部のファンの間で囁かれ続けているのが、バターミルクチャネル原宿の復活の噂です。外食需要が力強く回復し、インバウンドが過去最高水準を記録する昨今、「再上陸するのではないか」という期待の声が上がるのは自然な流れと言えます。
ニューヨークにあるバターミルクチャネルブルックリン本店は、地元キャロルガーデンズの住民や世界中からの旅行者に愛されながら、現在も変わらず大盛況で営業を続けています。本国のブランド価値が毀損したわけでは決してありません。
しかしながら、現時点で国内の大手外食オペレーターによる再ライセンス契約や再出店計画に関する公式アナウンスは確認されていません。もし日本復活が実現するとすれば、かつてのような超一等地の大型路面店ではなく、商業施設内のテナントやゴーストレストラン、フェス出店といった、よりリスクを抑えたスマートなアプローチが現実的と見られています。
【buttermilk channel harajuku】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:バターミルクチャネル原宿店はいつ頃閉店したのですか?
A1:新型コロナウイルスの感染拡大による営業制限や人流減少のあおりを受け、2021年秋頃に静かに営業を終了しました。その後、横浜店も追うようにクローズし、ブランドとしての日本展開に幕を下ろしました。
Q2:現在、日本国内でバターミルクチャネルの料理を食べられる場所はありますか?
A2:残念ながら、2026年現在、日本国内に直営店や正規ライセンス店舗は存在しません。あの味を体験するためには、ニューヨーク・ブルックリンにある本店へ足を運ぶ必要があります。
Q3:原宿でワッフルチキンが食べられる代替の店舗はありますか?
A3:原宿・渋谷エリアには、アメリカンダイナーやカフェを中心にワッフルチキンを提供する専門店がいくつか存在します。本家バターミルクチャネルとは衣のスパイスやシロップの配合が異なるものの、甘じょっぱいアメリカ南部のソウルフード文化は周辺の飲食店にしっかりと受け継がれています。
まとめ:愛されたブランチ文化の記憶と次の展開への期待
バターミルクチャネル原宿が駆け抜けた数年間は、東京のカフェカルチャーに本物のアメリカンブランチの醍醐味を教えてくれた貴重な時間でした。厳しい経営環境と時代の荒波によって撤退を余儀なくされたものの、その圧倒的なクオリティと温かみのあるサービスは、今も多くの食通の記憶に刻まれています。
街の風景が目まぐるしく変化する原宿だからこそ、愛された名店の軌跡を振り返る価値があります。いつの日か再び、焼きたてのチェダーワッフルとジューシーなチキンの香りが東京の街角に戻ってくる日を待ち望みつつ、本場ブルックリンの味とカルチャーの今後に引き続き注目が集まります。 (出典: buttermilk channel harajuku(Yahoo!ニュース))